「筆の都」として国内の毛筆の約8割を生産する広島県安芸郡熊野町の中でも、化粧筆においては最も歴史の長い老舗専門メーカーです。昭和10年の創業以来、創業者である越智清智は職人として日夜紅筆の穂先作りに励み、二代目の越智文雄に引き継がれてからも化粧筆一筋に邁進してまいりました。

取り扱いブランドは国内大手化粧品メーカーを中心に150社以上にも及び、毎年平均250アイテムの新製品を手掛けており、生産能力はグループ全体で月産150万本を超えました。現在では、海外やサロン業界及び量販店への展開も視野に入れ、より多くの人にOCHIの化粧筆を使っていただけるよう営業に励んでおります。

整毛や仕立てはもちろん、あらゆる工程で昔ながらの伝統の手法を取り入れて筆を作ります。機械やハサミに頼らず、ほとんどの工程を手作りで丹念に仕上げることにより、熊野本社はもちろん中国工場・ラオス工場においても高品質を維持しています。

お客様の要望によりコストダウンを追求し、1990年中国に合弁会社を設立（2006年円満解散）しました。そして1991年には中国に独資会社、2018年にはラオスに子会社を設立しました。価格競争力はメーカーの絶対条件と位置づけ、今後も更なるコストダウンに挑戦します。

培った経験を活かし、設計段階から積極的にご提案をさせていただくことにより、より良い製品作りに貢献します。また、海外工場で生産する場合も、責任を持って独自の検品により不良品を徹底排除し、納期に最善を尽くします。